マンガ本発掘
未開梱のまま1年半放置していたダンボール箱を開けて古いマンガ本を読む。前々回の引越しの時に梱包したまま十数年再読してなかったものも混じっていてとても懐かしい。
マンガ本は半分以上古本屋で買ったもので、購入日の記録はない。発行日の古いもの順に5冊をメモしておく(初版の日付ではない)。
- 『傷追い人4』(池上遼一、小池一夫、小学館、1984.2)
- 『エッグ・スタンド』(萩尾望都作品集16、小学館、1985.3)
- 『メフィスト1』(三山のぼる、講談社、1985.7)
- 『パイナップルARMY5』(浦沢直樹、工藤かずや、小学館、1987.7)
- 『N・A・S・A(ナサ)』(浦沢直樹短編集、小学館、1988.7)
池上遼一+小池一夫コンビの作品はかなり買っているのだが(『I・餓男』とか『クライングフリーマン』とか)、現在『傷追い人4』1冊しか発見できていない。どこに埋もれているのやら。なお、私はこのコンビの作品は最終話まで読み切ったのは一つもない。“小池節”が胃にもたれて途中でお腹いっぱいになっちゃうので(笑)。I・餓男、傷追い人、クライングフリーマン……悲惨な運命に翻弄され復讐を誓う主人公たち。最後どうなるか普通なら気になってしょうがないところなのだが。
萩尾望都の単行本はほとんど実家に置きっぱなしのため再読率低い。『エッグ・スタンド』は全体に陰鬱。
『メフィスト』1巻は前々回の引越しで行方不明になっていたもの。懐かしかった。この作品は後半の、ヒロインが狂言回しになってからの1話読み切りの出来がいいのだが、連作はネタ作りがきついから終わり間際は辛いことになっていた。
『パイナップルARMY5』も前々回引越しでの失踪組。5巻に収録されている「ドクター・スタージェス」は、ベトナム戦争当時、アメリカ軍が北ベトナム各地にあった難民向けAMI(国際医療援助)の診療所を北ベトナム軍の隠れアジトとみなして爆撃し、“誤爆”と言い張っていたというエピソード。ベトナム、アフガン、イラク……、“誤爆”はアメリカ軍の伝統芸。
『N・A・S・A』は結局未完なのかな? 世間から忘れられた老ロケット博士+平凡なサラリーマンが独力で有人ロケット打ち上げを計画……といえば、数年前、日テレ+吉本興業が「明日があるさ THE MOVIE」って映画作って大コケしてたなあ。