そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

Google八分と朝日新聞

悪徳商法研究サイトの老舗「悪徳商法?マニアックス」Googleで検索してもヒットしない件の番外編的続報。

悪マニが2004年に“Google八分”された*1原因は株式会社ウェディング(宝石販売)のクレームだったが*2朝日新聞著作権侵害を理由に悪マニをアクセス無効化するようGoogleに要請していた事実が発覚したんだそうな。


個人情報の扱い方やサーチエンジンに手を回してWEBから特定サイトを抹殺しようという朝日新聞のやり口は不快である。

それはそれとして。
著作権の侵害に関してはどちらの言い分が通るかは今後の成り行き次第だろう。基本的に悪マニが収集している記事は著作権の発生しない「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」に該当するはずだが、1997年頃から新聞協会は、著作権が発生しないのはごく一部のもので大半の記事には著作権があるんだから勝手に使うなよと主張しているから、今正面からぶつかったら、さてどうなるか。
こういうのは声のでかいほうが勝つ、力関係がものをいう世界だから、新聞社側が権利拡張を図るならユーザー側も対抗して、悪マニ管理人氏が主張しているように「新聞社は単なる警察発表の焼き直しにすぎない記事の著作権を主張して国民の知る権利を侵害するな」と声を上げて押し返さないといけないんだが、そういう声はなかなか大きくまとまらないのだよねえ。ネット上では論外な著作権侵害が横行しているから、そっちの問題に足を引っ張られて、法整備は著作権者側の権利保護を補強する方向に行くのだろうなあ。

*1:現在も“八分”は継続中。

*2:雑文サイトの目障りなヤツはGoogleから消せ参照。