不戦敗で罰金100万円
- 20年間で不戦敗6回、中田七段と武者野六段に罰金百万円 (8/9、読売)
負けただけでも痛いのに、その上前例のない高額の罰金処分。
武者野六段といえば現将棋連盟会長の米長邦雄とかねてより確執があり*1、B面攻撃が炸裂したのかと邪推してしまったのだが、記事を読むと棋士の声に押されての処分なんだとか。
「他の棋士から『連盟理事会の対応が甘い』『相撲界を見習え』という声が出たこともあり、処分に踏み切った」ということだが、……相撲界を見習えって、朝青龍の一件か? いいのかそれで? 相撲協会流に「ストレスなら汗をかけば治る」*2なんて頭ごなしにやられたら、将棋棋士は引退者続出になると思うが。
*1:2005年に武者野六段は米長氏らを将棋ソフトの盗作で提訴している(2007年に和解)。武者野vs米長裁判「ご報告」 将棋世界3月号に掲載 - 勝手に将棋トピックス、棋泉vs米長邦雄訴訟(14)和解 - 言いたい放題参照。またこの訴訟期間中に米長氏が駒音掲示板(武者野六段運営)を名誉毀損で告訴すると通告している(結局告訴せず)。この件については将棋界の“言論弾圧”:米長邦雄永世棋聖(日本将棋連盟会長・東京都教育委員)、「WEB駒音」管理人に対して“刑事告訴”を予告(2006.3.27) 参照。
*2:by 大島巡業部長、謹慎意味ない、汗かけば治る…理事から疑問の声も(8/8、スポーツ報知)