駒音、吉田戦車、オウム

引越し以来放置していたダンボール箱を開梱。意外なもの（古いパンフ等）が出てきたのでメモ。

「駒音」関係のパンフレット

妙にタイムリーだ（笑）。駒音コーポレーション株式会社がネット駒音の会員宛に郵送したものである（ネット駒音はパソコン通信のBBSで、WEB駒音の前身）。「駒音制作ソフト優待販売のお知らせ」（平成9年9月）と各ソフトのパンフがセットになっている。ソフトは「ザ・プロ将棋」（windows、発売：富士通）と「マリオ武者野の超将棋塾」（windows、プレステ、サターン、発売：KING RECORDS）。

『コミックバーガー特別編集11月26日増刊　吉田戦車』（「甘えんじゃねえョ！！」、「いじめてくん」等所収、スコラ、1990年）

吉田戦車最強のヒロイン「みっちゃんのママ」こと長谷川君枝*1のモデルはＮＨＫアナ（当時）の福島敦子ということだが、君枝さんは吊り目気味なのでどっちかというと妹の福島弓子（元TBSアナ、現イチロー夫人）に似ていると思う。

「あなたもなれるかも？　未来を開く天輪聖王」vol.1。オウム真理教のマンガ。

奥付がないのでよくわからないが、表3に「麻原彰晃が打ち出す4つの政策」なんてのがあるからたぶんオウムが衆院総選挙に打って出た1990年2月前後の発行と思われる。
原作者名カンカー・レーヴァタで検索してみたら画像付きで詳しく紹介しているブログがあった。→あなたもなれるかも？未来を開く転輪聖王◇１０年寝かせておいた漫画。
カンカーレーヴァタ正悟師こと杉浦実氏は今も教団に留まっており、現在アーレフの副代表　兼経理主任。

「権力の恐るべき犯罪　神戸小学生惨殺事件の真相」（神戸事件の真相を究明する会、1997.8.1）。

このパンフはその筋では有名なもので、テキスト化したものがWEBに掲載されている。　→ 神戸事件の真相を究明する会編パンフレットシリーズ　神戸小学生惨殺事件の真相
どこで入手したのか思い出せない。なお、「真相を究明する会」についてはこんな情報もあり。↓

第二　建造物侵入事件について（判示第二の事実）

（中略）

(10)　革マル派の発行する機関紙「解放」には、神戸児童連続殺傷事件が国家権力による謀略であるとして、Ｋ少年の無罪を主張する記事や、被告人の逮捕について、Ｓ同志が少年院に立ち入ったことを建造物侵入とするのは不当逮捕であると弾劾する旨の記事等が掲載されていること、「権力の恐るべき犯罪神戸小学生惨殺事件の真相」などと題するパンフレットが、関東医療少年院の職員の住居に送付されたが、同パンフレットの発行元の所在地や連絡先は、それが革マル派系の団体であることを示していること

「真相を究明する会」関係では「革マルVS河上イチロー」なんて珍騒動もあったが、河上氏のサイトはもう消えているし、postX山下氏の神戸事件のページから辿ってみても保存用のミラーサイトももう消えている。儚いものだな、WEBの世界も。
「究明する会」に送付されたM.V.Project HONDA Sigekuni名義の怪文書について山下氏が会宛に送信したFAX（PDFファイル）を今読み返すと大変興味深い。野田敬生氏の怪文書考察（2000.5/8）も。

そして、この名前で思い出されるのが野田氏が今年2月に書いた記事、「M.V.Project HONDA Sigekuni」である。きっこ（きっこの日記）の正体を調査していたら偶然にも（読者からのメールで）、別名でネットに復帰していた河上氏の存在に気づきその尻尾を捕まえることになった……とは、不思議な巡り合わせもあるもので。いやはや。）

*1:長谷川君江という手書き表記もあるがたぶん作者の書き損じだろう。ネーム（写植文字）は全部君枝だし「泰山うそ道場　免許皆伝」のコマ（p.126）では手書きで君枝と書いてある。