そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

関連追記

アップロード後に文中リンクが挿入されたはてなキーワード 廣松渉を見てみたら“「廣松渉」を含む日記”が結構ある。

    • 廣松の修士論文が今月単行本として刊行された(『カントの「先験的演繹論」』)
    • 佐藤優が『獄中記』や「私のマルクス」(『文學界』で連載中)で廣松に言及している

ということで“「廣松渉」を含む日記”が多めになっている模様。

カントの「先験的演繹論」

カントの「先験的演繹論」

獄中記

獄中記

また、日中合マルクス主義哲学研究「廣松渉マルクス主義哲学・国際シンポジウム」にふれる日記が二つあった。

ググって見つけた第一回シンポジウム(2002年)参加者のレポート。廣松哲学の受容・理解は欧米より中国のほうがはるかに進んでいる、など興味深い記述が多い。廣松の難解な文体・文章に関する箇所を引用しておく。

廣松夫人からは、廣松さんが亡くなる直前に朝日新聞に寄せた一文(「東北アジアが歴史の主役に」)にことよせて、日本と中国との知的共同作業の意義を強調し、かつ難解な“和漢混淆文”を翻訳する労をねぎらう謝辞が述べられた。

野家氏が、廣松さんの文章はかな文字を除くとすぐ中国語になると世間で言われるが云々……と冗談を飛ばすと、会場からも笑いが漏れる。中国でも同じ印象が持たれているのだろうか。