そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

唐沢俊一をきっこ氏が罵倒

唐沢俊一がブログの記事を著書で盗作している、とブロガー本人に告発された件、はてなブックマークに「盗作」タグ付けて登録しつつ成り行きを見守っていたのだが、先ほど(6/11未明)きっこの日記(06/11)がこの件に言及した。「気持ち悪いヲタクの人」「ホントに人間のクズ」「今すぐ死ねばいいのに」などと激烈な言葉で罵っている。
きっこ氏の説明によると、今日初めて唐沢俊一について知り、調べてみたら「あたしのことをずっと批判してた」ことに気づいて怒り心頭に発したということらしいのだが、なんか妙な怒りかたである。


偉そうな屁理屈をノタマッて、他人のことを批判してた人が、シロートの書いた文章を盗作してたのです。他人の文章をパクるような人間のクズが、あたしのことを批判してただなんて(以下略)

唐沢俊一によるきっこ氏批判と唐沢の盗作問題は全然別の話である。唐沢による批判が“屁理屈”だというならどこがどう屁理屈なのか反論すればいい。その価値さえないと思えばスルーすればいいだけのこと。それを、無関係な盗作事件に絡めて罵倒するのは筋が悪い。美しくない。
以前から唐沢の批判にイラついていたが相手をするのはシャクなので無視していたところ、今回“敵失”を知ってこれ幸いと叩いている、というふうに見えてしまう。いや、しょせん邪推なんだが。

唐沢俊一はどう反応するだろう。揉め事の最中に横合いからパンチを食らうのは相当不快なことだが、盗作の件が片付くまではきっこ氏に対しても隠忍自重であろうか。


唐沢俊一はオタクとしては有能なライターなんだろうが、社会問題に対する発言はあまり感心しない。雑誌でコラムなどみかけても凡庸だし、3年前に読んだきりだが、村崎百郎との時事対談「社会派くんがゆく![RETURNS]も単なる放談で、編集部のフォローも含めてトホホなものであった*1

ということで、唐沢俊一がずっと行なっていた「きっこの日記」批判とはどんなものなのか興味がないではないが、なんとなく想像がつくのでまだ確認はしていない。


以下余談。


ま、誰からも相手にされない知能の低いバカならやりそうなことですが、プロが一般のシロートの書いた文章をパクっただけでなく、それを出版して印税を儲けてただなんて、ホントに人間のクズですね。

盗作作家・田口ランディは、プロ作家(ライター)からの盗作は(一部のみ)認めたが、素人からの盗作疑惑は結局うやむやになってしまった。

*1:「社会派くんがゆく![RETURNS]」については雑文サイトの2004-01-26に書いた。どっちかというと対談者2人ではなく編集部の手抜きに対する疑問。