そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

カラシニコフPK、地雷、亀

3日連続でPKを目にした。ブックマークしておくだけだと忘れてしまいそうなので、日記にも書いておく。

10/30

「船舶を海賊から守るために乗り組んだソマリアの警備員=2005年撮影」という写真が添付されている。デッキでポーズをとっている警備員が抱えているのはカラシニコフPK。(PKMか。判別できないので以下PK。)

10/31

映画「亀も空を飛ぶ」 を観た。トルコ国境に接するイラククルド人村落での少年たちの日常、その描写の中に時おり幻想的なイメージが挿入され、やがて予感どおり破局が訪れる。その破局において、物語冒頭の主人公サテライト少年と難民少女の出会いのエピソードが秘めていた意味が明かされる。とても残酷。「コーカサスの虜*1に近い雰囲気をもった作品であった。
物語の中に、イラク戦争勃発に備えて村を“武装”することになり長老の指図でサテライトが町で武器を調達するエピソードがある。村は貧しいので高い武器は買えない。商人と交渉し3カ月のレンタルということにし、代価は少年たちが掘り返して集めた地雷で支払う。サテライトが村に持ち帰り丘の頂上に据え付けるのは2挺のカラシニコフPK。

ダイアナは地雷廃絶運動に参加していたっけ。死を共にした愛人は武器商人の息子だったが。

11/1

「イラクとの国境検問所で警備に当たるトルコ軍」(ロイター)という写真記事で軍用トラック(?)の幌フレームに据え付けられているのはカラシニコフPK。クルド人側ならわかるが、トルコ軍がPKを使っているのが不思議な感じ。

映画「亀も空を飛ぶ」に、松葉杖の少年が国境の鉄条網越しにトルコ側監視塔の兵士をおちょくるシーンがあった。たぶん地雷で吹き飛ばされたのだろう、少年の右足は膝から下がダメになっている。少年はそのぶら下がっているだけの自分の片足を胸元にまで抱え挙げ、銃に見立ててダダダダ!と叫び明るく笑う。