そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

中村泰被告の手紙

(産経の記事だがMSN産経は記事を複数ページに分割していて鬱陶しいのでizaとyahoo!newsにリンクしておく。)


中村泰被告が警察庁長官銃撃事件への関与を告白示唆*1。その真偽についてはなんとも言えないが、別件で引っ掛かることがある。
中村泰被告について産経は以前、2003年10月に、「八王子スーパー強盗殺人事件」(1995年7月)との関係を報じている(弾丸の線状痕が酷似)。続報もなく捜査も進展していないようなので結局ハズレだったのだろうが、一言ぐらいあの件に触れてもよさそうなものだ。



自分用のメモ

検索したところ、2003年10月7日の産経記事は阿修羅の掲示板に全文があった。


中村被告の関係先から押収された武器弾薬類の中に長官銃撃事件に関係する拳銃があったことは2003年10/23号の「新潮」が報じているらしい(未確認。2003年12月号の『噂の真相』にそう書いてあった)。


  過去の事件の検証といえば、10/7付の産経が8年前の八王子スーパー強盗殺人事件に絡んで、スッパ抜きをやったね。別の強盗殺人未遂事件で拘置中の男の関係先から、拳銃十数丁を押収したところ、八王子の事件で使用された模造銃の線条痕と酷似していると科警研が鑑定したというもの。これが事実なら、事件の解決に向けた大きな前進だが……。
  もっとも、この記事を後追いしたのは日テレだけで、他社は完全に黙殺、そのうえ産経と日テレは警視庁への出入り禁止にされたらしい。たしかに線条痕は酷似というレベルで一致とはいえないが、以前なら他紙も絶対に後追いぐらいはしていたけどね。
  ただ問題は産経だけじゃなく、これを受けて『新潮』10/23号がやはりこの男の関係先から押収した拳銃の中にあの國松孝次元警察庁長官狙撃事件に使われた拳銃が発見されたという話を報じたこと。『新潮』によれば警察庁側は國松長官狙撃事件の解決のメドが立ったと言っているらしいんだが……。
  たしかに、國松長官狙撃事件の捜査本部や公安当局は色めき立っているらしいね。でも逆にいえば、捜査本部は他に有力なネタをつかんでいなかったという証明だろう。8年も何をやっていたのやら……。

出典:「週刊誌記者匿名座談会」(『噂の真相』03年12月号、p.120)

(強調は引用者による。)

*1:実態は「関与を告白」だと思うが、中村本人は「狙撃事件への関与については否定も肯定もしないということです」と述べているので表現を訂正しておく。見出しも修正。