そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

骨を踏む

うろ覚えなので検索で確認を試みたがヒットしない。あやふやな記憶のまま書く。
「マサイの戦士の骨は土の中で敵が踏むのを待っている」
という言葉があるんだそうな。戦士の闘魂は死してなお消えぬ、というわけだ。あまりにかっこよすぎるのでたぶんマサイ族内部で言い習わされてきたものなんだろうけど。
味噌汁の出汁は煮干しでとる。短時間で旨味が出るように適当に細かく裂いてから鍋に入れる。面倒なときはベキベキと握り潰す。この流儀で今まで特になんの問題もなかったのだが、昨夜、煮干し数本をまとめてギュッと握ったら小骨か背鰭の欠片が指関節の辺りに刺さった。髪の毛よりも細く、小さ過ぎて抜去できない。ごくごく細いので痛くはないが、指を動かすとなんかの拍子にヒリッとして、ああまだ刺さったままなんだなと思い出す。
今またヒリッとしたので昔誰かのエッセイで読んだマサイの戦士の骨の話を思い出した。それでこれを書いている。