そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

花火

湿度が高く蒸し暑い。夜になってもムシムシしている。ただでさえ不快指数が高いところへもってきてヘリの音がうるさい。ドンドンドンと遠くから花火打ち上げの音が響いてくる。どこか遠くでお祭り騒ぎをしていてそのはなやいだ空気は全然味わえないのに不快な騒音だけがずっとまつわりついてくるというのは嫌なものだ。
イライラが募ってきたのでシャワーを浴びてから偵察に出てみた。
近所の4階建てのビルの天辺に女子中学生が数人群れていて、声を合わせて「玉屋〜!」と叫んでいる。あそこからなら花火が見えるのだろうか? 地上からではケほども見えない。曇天で、どっち方面でやっているのかさえ見当がつかない。とりあえず荒川方向に自転車で走ってみる。と、地上ぎりぎりの辺りにかすかに花火の縁が見えた。方向は間違いないということで荒川の土手に上がってみる。
傾斜路を上がって行くと土手のシルエットがなんか変。かなり密に立ち木が植わっているような? ……ああ鬱陶しい。土手に人だかりができている。うんざりしつつ橋を渡って土手に出てみると、土手の上も斜面も家族連れでうじゃうじゃと騒々しい。しかも、花火を打ち上げているのははるか遠くの隅田川のどっからしく、土手の上からでもあまりよく見えない。あんたらこんな所であんな遠くの花火見てて楽しい? なかにはテーブルや椅子まで持ち込んでるグループまでいる。赤ん坊はともかく犬連れが多いのはなんでだろう。犬の散歩コースなんだとしてもこんなに混雑して人が芝生の上にじかに座ってるなかに犬を連れて来てどうするつもりだそんなところでンコさせんじゃないよおばちゃんやめてくれ。
ここでもヘリがうるさい。常時4、5機が上空を大きな軌道で旋回している。報道か警察の警備なのか。花火打ち上げ会場ははるか遠くなのに、わざわざこっちの土手の上空まで回ってきやがる。時々上で止まってホバリングするのは、あれは絶対地上にいる見物客への嫌がらせに違いない。だいたいあの爆音の大きさは異常だ。暴走族のバイクのようにわざと騒音がでかくなるように改造してあるんじゃないのか?

生の花火を見るのは何年ぶりだろう。花火ってなんか物悲しいな。人込みの中で一人で見てるからかな。