そいとごえすの退避ブログ

2019-02-21 はてダから移転。

被災地情報が連鎖メール化

先月28日、盗作作家・田口ランディが友人AKIRA氏のWEB日記から「小千谷市の被災状況を伝えるメール」を自分のブログに転載した。ところがこの「メール」は、ボランティアのブログの記事が切り取られ発信者不明の“顔なし情報”として流布したものだった。一部ではチェーンメール化しているらしい。


約1週間ほど前、当blogが発信した情報が、

知らぬ間に「小千谷市からの声」という<顔なし情報>となり、

いくつかの著名な方のサイトや、メルマガを介したり

blog特有のトラックバック機能を使うことによって、

思いもよらぬ広がりを見せていたようです。


本日付けの田口ブログでこのチェーンメール化問題が報告されているのだが、田口氏には自分がチェーンメール拡大に加担したという自覚があまりないようで。記事は25行以上あるがお詫びは1行*1。あるいは、「しくじった!」という自覚があるからこそ(過失をチャラにすべく)妙なハイテンションになっているのかもしれないが。

id:gotanda6氏はチェーンメール蔓延の原因は田口ランディとし、田口ランディは「ネット出身の作家」だったはずなのにチェーンメールを拡大させるとは、と批判している。
確かに先月28日の田口ブログにはいくつか「転載報告」がトラバされていて、この田口ブログがチェーンメール発信源の一つとなったことは間違いないのだが、「蔓延の原因は田口ランディ」というのはピンとこない。田口ブログってそれほど影響力あるのかなあ? 先月中旬辺りまでコメントもトラバもトラバはほとんど無かったのだが*2。この2週間ほどで田口ブログの知名度&影響力は急速に高まっているのだろうか。

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追記。チェーンメール化の経緯に関しては、id:adore氏の「小千谷からの声」チェーンメール疑惑が参考になる。ボランティア日記の作成者カメハハ(アメブロID=helpme)氏もコメント欄に登場して声を寄せている。


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追記2。件の「メール」がいかに蔓延しているかを示す検索例を目撃した。

なるほど。この検索は「返る」という誤変換がキモだな。
誤字誤変換といえば田口ランディ。ところが念のため10月28日の田口ブログを確認してみると……当該個所の表記が「帰る」になっている! 田口ランディがメール転載するに際して誤字を訂正するなんてありえない。ってことで「転載元」のAKIRA氏のWEB日記を見てみると、やはりAKIRA氏が掲載した段階で「帰る」になっていた。

上記のフレーズ「小泉さんが返るまで待つように」では田口ブログは拾いだせない。そこで他の印象的なフレーズで再検索してみた。

ネタ元の記事が掲載されたのは26日。わずか5日でずいぶん広まったんだな。


【告知】 「mama」名義のコメント欄投稿はコピペである。詳しくはコメント欄の投稿について(04-12-12)を参照されたい。

*1:夕刻、「新潟県庁出納局管理課のお話」が加筆挿入されて38行以上になった。

*2:訂正。田口ブログにはコメント欄は無い。